愛ちゃんの農ある暮らし1ー畑で広がる可能性
スタッフの 愛ちゃんのブログ。長野県松本市に移住することになり、そこでの移住生活をアップ予定。第一回は、菜園体験コトモファームを通じて移住するまでの経緯を語ります。
始めたのは、自分で作った野菜でバーベキューしたらテンション高いよね!と思ったから
松本へ引っ越すことになりました!
松本では、畑をやりながら、さまざまな可能性を見つけたいと思っています。
振り返れば、コトモファームで畑を始めてから4年の歳月が流れていました。最初から移住したいなんて目標を持っていたわけではありません。
私が畑を始めたのは、自分の作った野菜でバーベキューしたらテンション高いよね!くらいの本当にいい加減な気持ちからなのですが、日曜日の野菜作り講習を受けるうちにどんどん畑が楽しくなって、コトモファーム上級者(農起業向け)コースを経て、この1年半はコトモファームのお手伝いをさせてもらうまでになりました。
そして次のステージに行きたくなったのです。農家でもないのに、なんで次のステージを探したのかよくわかりませんが(笑)
野菜を誰の目線で作るか
コトモファームの日曜講習で「誰の目線で作るか」という話を聞いてから、私の意識は知らず知らずのうちに野菜そのものではなく、野菜を作る事の全体像というか、そういう方向へ向かいました。
誰の目線で作るかというのは、人が食べるためというそれだけの目線なのか、もっと野菜ができるには、土がどうだ、虫がどうだ、という総合的な目線といったものでしょうか。
面白いことに私は、目に見えない微生物の存在が私の視界を広げていくのを感じ、新しい何かに出会って変わっていくというよりは、そこにあるものに気が付くことが視野を広げたりするんだなぁなどと、ぼんやり思いながら畑を楽しんでいました。
そうこうするうちに、自然栽培についてたくさん考えるようになって、安心安全な食べ物を!というよりは、環境に目が向くようになりました。
植物の目線から見たら、本当に人って植物の事を知ろうともしないで、浅はかで、余計な事ばかりしてすこしも優しくない事に気が付いて、人が一人では生きていけないというのを、環境を含めての話で考えねば!と、畑を通して思い始めたからです。
なんだかぼんやりしていますが、畑を始めてから、色んなことを思い、だんだんもっと広い畑でやりたいなぁ、でも農家になりたいわけじゃないなぁ、などという思いがでてきているなかで、今回のチャンスへとつながってきました。
スタートは軽い気持ちで。やめてもいいし、続けてもいい。
私のスタート地点は、とっても軽い気持ちで、手ぶらで畑ができて教えてもらえるなら続くかもというところでしたが、コトモファームの掲げている「農あるライフスタイル」だとか、「食を自分の手に取り戻す」という目標に私はなんだかピッタリとハマっていってしまいました。そんなつもりじゃなかったのに(笑)
きっかけは何でもよくて、とにかく畑に興味が少しでもあるのなら、やってみるといいと思います。やめてもいいし、続けてもいい。人生を変えるかもしれないし、変えないかもしれない。私が選んだ松本の生活が今私の抱える問題を解決するわけでもないし、うまくいくとも限らない。でも、やりたいことがあるって、もしかしてすごいことなんじゃないかって思っていることも確かです。
私はたまたま畑を始めてから、とても視野が広がって、自分の生き方なんかを考えたりするようになりました。それがいいことなのかそうでもないのかわかりませんが、とても充実していて、食はもちろん、時間や、身の回りのもの事や、人の気持ちなんかもとても大切にするようになりました。
野菜以上の収穫がある。
小さいお子さんの食育だとか、農ある暮らしや、移住して畑をやりたいと思うけれど、少し躊躇している人がいるならば、まずはコトモファームで、今の暮らしの中で農ある暮らしをしてみるのもいいかと思います。
思ったよりとても楽に生活に組み込めるのではないかなと思います。自分一人で始めても、家族で始めても、ファームに通うと隣の畑の方と話したりして、野菜以上の収穫があると思います。もちろん野菜も収穫できますが(笑)
私のように、軽いきっかけから始めても、畑を通じてたくさんの事を経験して、気が付いて、豊かな気持ちになるのではないかなぁと思っています。
私個人としては、やたら情報が錯綜するなんだかよくわからない時代を何かにとらわれることなく生き抜くために(笑)、畑で培った豊かな気持ちや経験が、自分への助けになっていっていると感じています。
松本からの畑便り、お楽しみに!
私とコトモファーム総まとめ、今生の別れのような文章を書いてしまいましたが(笑)、コトモファームには月に1,2回は顔を出させてもらうつもりなのと、松本からの畑便りを書きたいと思いますので、また皆様と農ある暮らしを楽しく共有していけたらなと思っています!
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