かわむらさんの農ある暮らし2ー産休・育休中の畑育てー
1歳のお子さんを持つかわむらさんのブログ。第二回は産休・育休中の畑との関わり方を書いています。
畑も産休育休
このところの天候不良、日照不足で、野菜の生育はもちろんのこと、畑に出られない日もありますね。
それって、子供の発熱で保育園や会社を休んでしまい、一歩も外に出られない状況と似ているような。自然相手、子供相手だと、思うようにことがすすまないこともよくありますよね。
そういえば、妊娠後期~出産後半年は畑に行けなかったのですが、実は、その間もしっかり野菜を育て、収穫していたのです。季節にもよりますが、『コトモファーム』が教える月3回からでもOK、お水もやらない農法だからこそ、長くお休みする場合でも大丈夫なんですよ~!と、私自身が体験して思いました。
作付け計画
当時、コトモファームと、市民農園の繰り上げ当選で借りていた畑、計2か所の畑をやっていたので、頻繁に畑を循環していました!
どんな作付けにしたのかをお伝えしますね。
秋冬野菜編
長期で畑に来られないので、長く土の中でじっくり育つ作物を選択し、雑草が目覚めるころに作物が負けないもの、かつ、収穫しても保存できる野菜、などを考慮して作付けしました。
①できるだけ管理が少ない野菜(葉物は避ける)
②雑草管理がない
③保存可能な野菜
にんにく(自家採取、50~60個)、玉ねぎ(40個)、生姜(10個)、大根など
季節的にあまり雑草が育たない時期なので、植え付けから啓蟄(けいちつ)の頃※までは雑草管理をしませんでした。収穫まではひやひやでしたが、にんにくも、玉ねぎも雑草に負けずに頑張って大きくなってくれていました!
栽培や収穫の楽しみは減ってしまいますが、にんにく1個200~300円だと考えると、10,000~15,000円分のお野菜ですよ!(すぐに計算してしまうのが、、、)せっかく耕して育ててきた土を、そう簡単に手放してなるものか!ある意味根性ですね。
にんにくは、翌年畑に戻して、また収穫できました。
(玉ねぎの苗)
夏野菜編
さつまいも、かぼちゃ(自家採取のバターナッツ)、里芋、落花生、とうがらし、モロヘイヤなど
(モロヘイヤは葉ものなんですが、ホウレンソウや小松菜と違い、畑に置いておきやすい。)
育てたかった空心菜など葉物、トマト、ナス、ピーマンなどの実が多くなる野菜は、収穫に追われるので避けました。
『コトモファーム』のあまり手をかけなくても育つ農法、お水をやらない方法を実践すべく、やってみると、できるんですよね。
あれも、これも、やりたいけど、子育てをしているとやりたいことの半分もできなくて。。。でも、それに対してイライラしても仕方がないので、今だけだからと割り切ることも肝心!
(収穫したニンニクをバーニャカウダソースにして)
一緒に育てよう!
決して、畑に来なくてもいいんですよ!と伝えているのではありませんよ。突発的な要因で、来られなくなっても、すぐに諦めないでもらいたいな、続けられる方法を一緒に考えていきたいなと思う次第です。
こうして、私も野菜を育て、子供を育てている、その経験をみなさんと共有したいし、今後のサービスにもつなげていけたらなぁと思っています。
※啓蟄(けいちつ):3月6日頃、大地が温まって、冬ごもりから目覚めた虫が、穴をひらいて顔を出す頃。「啓」はひらく、「蟄」は土の中にとじこもっていた虫(蛙や蛇)という意味です。ひと雨ごとに暖かくなり、日差しも春めいて、生き物が再び活動し始めます。)
かわむらさんの農ある暮らし
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