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退職後畑を始め、日曜日が健康的な1日に。畑までのウォーキングも楽しむ。


竹尾さん 60代 元会社員

ー大玉スイカをうまく作れるようになるのが「農ある暮らし」の目標です。

 中国北京のIT企業で8年間働いた後帰国しました。中国では夏場にはほぼ毎日食べていたスイカが日本では10倍の値段にびっくり。スイカをうまく作れるようになるのが「農ある暮らし」の一年後の目標です。

ー市民農園、農業関連の学校など含めていろいろ探した結果、コトモファームへ。

菜園体験コトモファーム湘南藤沢をはじめたきっかけですが、実は農園で野菜作りを始める前に、プランターでミニトマトとナスを育ててみたんです。市販本やネットの情報を頼りにやったのですが、何しろ野菜作りの経験が全くなく、結果は失敗でした(花が咲きませんでした)。いま思えば、苗を植え付ける時期が遅すぎたのだと思います。

 そこで、近所の「農園貸します」の看板を見つけに出かけたり、インターネットを検索したりして、どこか初心者でも気楽に教えてもらえそうなところがないか、それこそ市民農園、農業関連の学校なども含めていろいろ探してみました。そこで、私の希望にいちばん合いそうだと思えたのがコトモファームです。

ウェブサイトには知りたいことがしっかり書かれていて、初心者でも安心できそうでした。体験エリアは7坪と広く、お値段も他より安いと感じました。

 それと、何といっても、「くまもと湘南館」のくまモンと私は同郷ではありませんか。早速、電話で見学日を決めて、現地に行ってみることにしました。現地までは湘南台の駅(市営地下鉄、小田急、相鉄の駅があります)からバスで15分程度、家内と二人で見に行きました。農園内の小屋には農作業に必要な道具類が揃っていてすぐにでも始められそうなので、その日のうちに申込みすることに決めました。

ー多品目の野菜が順調に育っている。

 やってみて楽しかったことは、芽が出たとき、大きくなっていると実感できたとき、それと収穫できたときです。昨年(2016年)の9月から始めてまだ7か月なので、成果は多くありませんが、私の前に体験エリアを利用されていた方の後を引きついで収穫したサトイモ、サツマイモを皮切りに、自分で植えたカブ、ホウレンソウ、ダイコン、キャベツ、何処からか飛んできて勝手に育った小松菜が収穫できました。絹さや、ルッコラ、にんにく、タマネギ、葉ネギ、じゃがいも、ニンジンも順調に育っています。

コトモファームでの野菜の育て方に驚きがあった。

 また、この間、コトモファームの農薬・化学肥料を使わないやり方(このやり方もさらに動物性の堆肥も使用しない方法から雑草さえ抜かない方法までレベルがあるようですが)とは、こういうことだったのかという驚きもありました。

「野菜に与える水は雨水だけで水やりはなし。保温、保湿は雑草による草マルチだけ。肥料は雑草、残渣を土に戻すことで作り出す。野菜につく害虫は雑草に集まってくる天敵に駆除させる」。本当にそういうことができるんですね。メタボにしないため野菜は少し小振りで、たまに虫がついていたりもしますが、虫が食べても安全な野菜は人間が食べても安心ですよね。草マルチのやり方なども本当は奥が深く、まだまだ学ぶことはたくさんあるようですがこれからもいろいろ試してみたいと思います。

ーウォーキングも兼ねて日曜日が健康的な1日に変わりました。

 やってみて、自分の生活がどう変わったかについて実感していることは、日曜日の過ごし方が変わってきたことです。朝は、8時からNHKの「やさいの時間」を見てから、農園に出かけます。農園までは湘南台の駅から歩いて45分かかりますが、往復で約10,000歩、ウォーキングも兼ねて日曜日が健康的な一日に変わりました。

 また、最近ではファームまでの道のりに生えている雑草を調べながら歩くのも楽しみの一つになっています。先日、コトモファームで雑草勉強会を開いていただきましたが、これは大変役に立ちました。以前から体験エリアの畝上にはホトケノザとナズナが多く、農園の周りの道端にはツクシ、スギナが多いなと思っていたのですが、酸度と関係があるということを教えていただきとても勉強になりました。それと、野菜と雑草を通じて季節の移り変わりが肌で感じられるようになってきたことで二十四節気や雑節などの古くから農業と関連した歴についても関心を持つようになりました。

ー講習前に届くお知らせメール。事前に少し予習をしてから畑へ。

 ほかの方にもおすすめしたい自分なりの畑の楽しみ方は、毎週土曜日にコトモファームから翌日の日曜日に植え付ける種や苗のお知らせメールが来ますから、事前に少し予習しておくとよいと思いました。テレビ、ネット、市販本、雑誌などたくさんの情報源があるのであらかじめ植え付け、管理作業から収穫までのポイントをなんとなくイメージしておくのも畑の楽しみ方だと思います。

ー持ち運びが便利な地下足袋と洗濯機で洗える山登り用の帽子がオススメ

 それと、畑の楽しみ方ではないですが、私と同じように公共交通機関や歩いて農園に来られる方にお勧めしたいものに帽子と地下足袋があります。帽子は山登り用の折り畳み式ですが、不要な時にはバッグに収まり洗濯機で洗えるので便利です。また、畝周りをなるべく荒らさないように長靴ではなく地下足袋を使っていますが、ゴム製なので小さくまとめることができ持ち運びが便利で洗うのも簡単です。

ー夏野菜の植え付けが本番。いよいよスイカ作りに挑戦。

 秋から始めたので、これまでは虫の被害もなく、野菜の成長もゆっくりであまり手間がかかりませんでした。いよいよ5月で夏野菜の植え付けが本番を迎えます。目標のスイカが上手にできるまでしっかりがんばりたいと思います。

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