周りの景色や空気、空の色全てを日常に。


隅田さん・50代・会社員・川崎市在住

-子供の頃は家のそばに畑。懐かしい想いは当然あって。

 隅田と申します。住んでいる場所は田園都市線の鷺沼あたりですね。電車で1時間くらいですね。

 子供の頃は、家のそばは畑だったので。親父が国鉄に勤めていて、家の官舎のそばには畑があり、春になるとキャベツがいっぱいで、常に複数の野菜が育てられていました。日常生活の中で畑というのは目によく写っていて、そういう中で育っていたので野菜がそばにあるというのは、違和感なくむしろ自然でしたね。

 けれど、成長するにつれて、そういう生活からだんだん離れていって、コンクリートとかマンションだとか見る景色が変わっていって。そういうときに、畑をやってみたいとか、懐かしいというのは、当然ありました。

 ここでの畑を始めたきっかけは、SFCにいらっしゃった小杉先生という方がいるのですが、先生のゼミに小島さん(コトモファーム管理者)がいらしていたというのをFacebookで見て、こちらで農園をやられていることを知りました。もともと野菜を自分で作ってみたいという気持ちがあったので、そのご縁で始めてみたという感じですね。

 仕事はIT関係ですが、心理学を4年前くらい前から勉強していて、半年くらいの研究コースが終了する頃に次は何をしようと考えていたのですが、野菜を育ててみたいというのを思い出しました。その時ちょうどタイミング良く小杉先生の投稿に出会いました。そこで、コトモファームに行って小島さんとお話をさせていただいて、やるかやらないか考えてみたのですが、自分がやりたいことはやってみようと。それが3年半前のことです。

-野菜を作るというのは、一時では楽しめなくて、ある期間でやるもの

 畑に来るのは一ヶ月に2,3回くらいです。雨が降ったら来ないし、自分に用事がある時も来ません。それでも年間52週の7割くらいは来るかな。ちゃんとやっていれば上手く育つ野菜も、来ないとダメになってしまうことがあるし、収穫をちゃんとやってやらないと悪くなってしまうこともあります。

 野菜は人間と同じで生き物ですからメンテナンスは重要ですね。野菜を作るというのは、一時でできるものではなく一定の時間をかけてやるものですね。成長には時間がかかりますし、時間のかかる話です。野菜は1日じゃできないですね。

-普段見られない景色を見に来てリフレッシュしている

 基本は自分が元気である限りは続けたいと思っていますね。ここに来ることで普段見られない景色を見るということもあるので。そういう意味も込めて年間30回は来ていますね。普段生活している場所から離れて、自分の気分を変える。とてもリフレッシュできます。

 僕がここにくる目的っていうのはいっぱいありますね。1時間ドライブするっていうのもそうだし、帰りにどこかでランチをする場所を探すのもそうだし、素手で土に触れたり、少しずつ成長する野菜の変化を楽しむのもそう。自分にとってはとても貴重な時間です。

 家のそばに畑があると良いという考え方もあるけれど、離れるからこそ自分が見る環境が変わるということもありますね。ただ生活圏から2時間かけるのは遠いですから、ここは遠すぎず近すぎずという程良い距離にあるということもありますね。

-結局プライベートの時間をどう使うかということ

 基本的には1時間かけてきて、小島さんの話(毎週開催の野菜作り日曜講習)聞いて。用事がある時は30分で帰る時もあります。朝9時にきて小島さんの話を聞く前に帰るってこともあったけど、私には来ることが大切だったので、それでもいいと思っています。時間は限られていますので。

 畑には妻と来る時もあります。妻も農作業は好きですから同じ話題で話をしながら一緒に作業をします。野菜は自然栽培で育てているので、一生懸命に手入れをするということは殆どしません。成り行き任せの所があります。

 今はネギ、大根、水菜、にんにく、白菜、キャベツ、玉ねぎ、絹さや、小松菜、青梗菜とか。基本は限られたエリアなので、限られた量でやっています。20平米くらいの広さで、畝(うね)が10ほどあるので、常時作れる野菜も10種類くらいですね。季節によって作る野菜もどんどん変わります。

 基本的には同じエリアで、他の会員さんの様子をみたり、比べたりとか、情報を交換しあったり。いっぱいできたら、いただいたり、あげたりそういう交流は当然ありますね。同じ畑の中で仲間意識を持ってやっていて。そういうコミュニティはありますよ。

-土に触ると心の浄化に

 毎日のように都心に向かって通勤電車に乗っていると、土を見る機会って本当に少なくなっていると思いますよね。子供の頃はあんなに見た土なのにほとんどがコンクリートに覆われた道路になってしまっている。

 人間って土を触ると体にいいという話を心理学を学んだ仲間から良く聞きます。土を触ると心の浄化になるという。自分が野菜づくりをしているのを知っているので、みんなが「本当いいよね」って言ってくれます。大地のエネルギーを手から取り込むということなのでしょうね。

 そもそも何年続けようという気はなかったのですが、野菜づくりを始めてから3年半になります。最初から何年やろうなんて思ってもいませんでしたから、1回1回農園に来ることを続けていたらその積み重ねが3年半になったということですね。まだまだ続けたいと思っています。

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