目指すのは自給自足、半農半工の暮らし方。


小塚さん、30代、伝統工法の大工棟梁、東京都在住

ー衣食住を大切にした暮らしを目指して

 伝統工法の大工をやっていて、「ヒトトキ」と言う工務店を経営しています。伝統工法は、基本的に、構造には、釘、金物を使わないで、土壁の家を主に造るものですね。お寺とか、古民家とかが同じ様な造り方でやってますね。

コトモファームを始めたきっかけは、J-WAVEの堤さんの番組に小島さんが出てて、仕事しながら、ラジオで聞いてたんですよ。聞いてて、なんかやりたいなあとは思ってたんですけど、色んな話を聞いたら自分のやりたい点が全部線に繫がって、それでまず話を聞いてみようと思って、実際に来てみたら、「ああ いいなあ」と思ったんでコトモファームで始めよう思ったんですね。

 点が線に繋がったっていうのは、まあ、いつかはまた山の方に暮らしたいていうのがあって。二十代に暮らしていたのもあって・・・あと、この昨今の政治状況で、自分が思う方とは真逆の方に世の中が進んでって。でもその中で、畑とか自分のやりたい事を、やれるうちに文句言わせないでやりたいなっていうのがあって(笑)その中でやっぱ無農薬とか、無肥料栽培で、そういう野菜を独学じゃなくて教わりたいなていうのもあったんですね。

 自分のやってる仕事とも、そういう親和性も高いかなあとおもって。自然素材を扱って、あ、100%じゃないですけど。建築の場合は、そういう所で、やっぱり衣食住の住を大事にする人がやっぱお客さんで多いし。例えばシックハウスとか、ああいう。で、食を気にされる方も多いので、そういう方とも出会えたらいいなあていうのもあったんですね。

ー野菜が育つのを見守ることが楽しい

 始めて凄く楽しいですね。ほぼ週一通ってて、もうすぐ二年になるかな。始めてみての発見は、やっぱり草が季節によって変わってくのと、それが去年と今年じゃまた違ったり、通うと不思議なもので、土が元気になるっていうか・・・

 しょっちゅう来てる時だとやっぱり野菜も元気に育つし、去年冬の頃、あんまり来れなかった時は、やっぱり全然ダメだったですもんね。去年の夏とかもあんまりよくなかったんですよ。この秋冬はまたしょっちゅう通えると・・・ぐんぐん育つし。

 楽しい・・何だろう・・野菜育つのを見てるのが楽しいですね。やっぱ。

おー!よしよして感じ(笑)見てて・・そうですね。

ー草と微生物で育てるシンプルな農法を教えてもらえる

 他の市民農園は知らないんですけど、自然栽培で教えてくれる所ってなかなかないと思いますし、あとは、そういう自然栽培をやりたいって人が来てると、そもそものここでの共通言語って言うか、会話が近いて言うか・・・そういう所がここのいいところだと思いますね。

 その近い感覚の人が比較的多いので。あとは、単純に草と微生物のみで育てる楽しみってのは、凄い楽しいですね。

ー暮らしの中に「農」を組み込む方法

 まあ・・自給・・・まあ100%自給は難しいでしょうけど、野菜を自給出来るようになりたいと思いますね。で、自分の暮らしも、仕事とかも絡むんですけど、東京で仕事をしていると、生活や会社の維持のためのコストが非常にかかるんですね。仕事にも波があるのと、そもそも伝統工法の家を建てたいという方も少ないというのもあって、暮らしを維持するために稼がなければいけなくなる。そこで、いわゆる一般住宅の仕事もしないと食べていけなくなってしまうというような状況になってしまうんですね。まあ、それ以上に売れっ子になれればこのことは解決しますが(笑)

 で、その自分の仕事を農業で例えると、自然栽培している農家が、生活のために慣行農法で農薬バンバン使っているところで働く…みたいな。その矛盾する事がやっぱ出てきちゃうので。それだったら大工仕事しながら、例えば仕事が甘い時とかに、商売じゃなくて、死なない為に、畑ももうちょっと出来るようになりたいなっていうのはありますね。

 半農半工がやっぱり理想ですね。そこをちょっと目指していきたいなあとは思いますね。

ー自家採種を楽しむ

 まず固定種の種を頂いて育ててるんですけど、それの固定種の種で育てると、それを収穫せずに種までつければ、自家採取してまた翌年植えて、その子孫をまた育てる事が出来るんですけど、それが去年か・・カブと小松菜と・・ナスか!ナスを自家採取して、まあナスはタイミングが悪くて収穫まで出来なかったんですけど、ショウゴインカブは今年はもう発芽率が100%でもうすっごいでっかいショウゴインカブが!育って、あれはもう感激でしたね!

 あと小松菜は・・面白いのが・・色んなのと交配しちゃってて(笑)。白松菜(白菜と小松菜)とか水松菜(水菜と小松菜)とか(笑)。あとカブになりかけてるのもいましたね。下見たら白い玉ができてて(笑)。そういう所もなんか面白いですね。で、それを・・まあ全種類って大変なんでしょうけど、自家採取出来るようなってったらホント面白いなあて思いますね。

 ナスとかカブとかの種は交換もしたり・・あと里芋はあるか・・去年収穫したのをとっといて、また植えて作って。で、今また種イモとっといてあるんですけど。

 ニンニクも。ネギもずっとはやしっぱなしですから(笑)

自分が採った種で作る物が、そうやって繰り返して自分の育てた美味しい野菜をまた翌年作れるっていうのは、凄い楽しいですね。

ー自然とともに生きる夢

 自分の仕事で・・・やっぱ伝統工法で・・昔ながらの日本の工法で仕事しているんですけど、そこは、もう床とかも無垢の床で、壁も・・まあ全部ではないですけど、土壁を使ってて。そういう自然素材を扱っているので、やっぱ食に関しても、無農薬で無肥料で自分で作りたいとも思うし、そういうライフスタイルっていうか・・平日は家を造って、週末は野菜作って(笑)。

あと、ゆくゆくは狩猟免許も取りたいなと思ったりもしてるんですよね(笑)

 でも衣はまだですけどね。皮ぐらいになっちゃいましたね(笑)狩猟だと。

バッグとかね!そこらへんならできるかもしれないですけどね。服とかになったらいよいよ・・・縄文人ですね(笑)ノミの付いた猪の毛皮着て(笑)

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コトモファームってどんなサービス?

週1時間で20種類の野菜づくりを楽しむ農園@湘南藤沢

半農半X提唱者 塩見直紀先生の記事

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